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2013.10.31

いのちのスープ実演講座レポート(2013/10/27)

10月27日(日)、料理研究家・辰巳芳子先生「天のしずく 辰巳芳子~いのちのスープ~」映画上映会と、「いのちのスープ実演講座」が開催されました。
今回は、実演講座のレポートをお届けいたします!

 

30名の方にご参加いただいた実演講座。
こちらの地域では稀な機会とあって、ご参加いただいた方の中には、辰巳先生の著書を持参されるほど熱心な方も!

 

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今回の講師は、辰巳先生のお弟子さんの対馬先生と太田先生。
自宅でも作れるようにと、三重県内の食材を使用した「小松菜とあさりのスープ」、映画でも紹介された「玄米スープ」を教えていただきました。
さらに、松阪市より「金鈴米」の生産者・上村さまにもお越しいただき、「有機JAS」を取得した安心・安全な玄米についてのお話も聞くことができました。

 

 

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まずとりかかったのは「玄米のスープ」。
身体の弱った人に飲ませたいということで、こちらのスープを目当てにご参加された方も。
玄米をじっくりと炒る作業から始まったのですが、この「炒る」作業がとても難しいとのこと。
初めは火加減を見極めるのが困難で、うっかり玄米を焦がしてしまうことがあるそうです。
10分ほど炒った頃には玄米がパチパチと音を立て、だんだんと室内に香ばしい良い香りが・・・・。
炒りたての玄米の試食をしましたが、口の中でじんわりとした甘さが広がり、その香りに癒されました。
このスープはこぶと梅干で旨味をつけるとのことで、梅干は3年経ったものを使うと良いとのアドバイスも。

 

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玄米スープを煮出している間は、「小松菜とあさりのスープ」の実演。
小松菜は繊維が多くて噛みにくいので、スープにすると飲みやすいうえに、無駄なく栄養が摂れてオススメなんだそうです。
青野菜が苦手な子ども、きちんとした栄養を摂取する必要がある妊婦さんにもぜひ飲んでほしいスープです。
使用するのは、ホーローのお鍋。
密閉性が高く、鍋蓋からしずくがポトポト落ちるものが望ましいそう。
この講座で初めて知ったのですが、このポトポト落ちるしずくには良い成分がたくさん含まれているそうなんですね。
先生も一滴も無駄にせず、調理をしていました。
ここでは、野菜を同じ厚みで切り揃えること、火加減、先生が実際に使われているオリーブオイルのお話が。
皆さん、とても熱心にメモをとったり、質問をしたりしていました。

 

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お鍋の中がどんな状態か、火加減はどのくらいが適切なのか、どんどん質問が飛び交う会場。
そんな中でも、対馬先生の所作は丁寧かつ繊細!
これだけいろんなお話をして、質問にもきちんとお答えしているのに、手先も導線もまったく乱れることがありません。
ちょっとのことですぐいっぱいいっぱいになる私・・・いつこの境地にたどり着けるのでしょうか・・・。

 

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スープの試食では、皆さんから感嘆の声が!
「自分で作ったものとは全然違う。これが本物の味なんですね。自分で玄米を炒ったときは黒くなってしまって・・・」
「レシピ本の写真を見るのと、実際に作られているのを目の前で見るのとでは全然違いました」
「三重県でまさか講座を受けられるとは思わなかった。参加して本当に良かった」
「奥深い味わいで、とても美味しい。ぜひ自宅でチャレンジして、家族に飲ませたい」
など、たくさんの嬉しいお言葉をいただきました。

 

『食は生と死を分かつ』・・・・映画を観て、最も印象に残った言葉なのですが、この実演講座でその重みを実感することができました。

私は小さな子どもを持つ母であり、日々懸命に働く夫の妻でもあります。
そのふたりの健康管理を担うことは、何よりも大切なことだと痛感しました。
市販のダシの力をちょこちょこ借りるこの現状・・・・必ず打破したいと思います!

最後になりましたが、
この度遠路よりお越しくださいました、講師の対馬さま、太田さま
「金鈴米」のご紹介をしてくださいました、『農業屋ファーム』上村さま
美味しいスープ、食材をありがとうございました!

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